まずは一枚の図を見てください。

Vtigerを活用するとこの図にあるような見込客のデータの入手・登録から、その育成、初回訪問から始まる商談の管理、受注後の納品管理、納品後の保守サポートまでを一気通貫で効率よく情報管理できるようになります。

vtigerを部分最適のために一部の機能だけを使うこともできますが、やはり、一気通貫で活用することで顧客に関する情報のワンストップ化が可能となり情報の活用に関する効率性が格段に向上します。

各プロセスの活用方法は今後本ブログ内で詳報させていただきます。今回は概要をさらりとご紹介させていただきます。

1 マーケティングプロセス

1-1 見込客データの取り込み

①CSVデータのインポート機能があります。様々な情報ソースから入手した見込客データをCSV形式にすればインポート機能を使って一括取り込みができます。取り込み時には重複チェック機能を使うことですでに取り込み済みのデータをスキップすることもできます。

②Webフォーム連携機能が機能あります。Vtiger上で作成した既存のWebサイトの[お問合せ]フォーム連携情報を使うことで、既存のサイトのお問合せフォームから自動的にVtigerに見込客情報として取り込むことができます。

1-2 見込客の育成・ニーズ醸成

メールマーケティング機能があります。見込客に対してその育成・醸成のためにメールマガジンや製品案内、各種キャンペーンメールを一括送信することができます。メールの開封、未開封の管理、本文中のURLのクリック履歴管理ができます。

2 セールスプロセス

1-1 商談の管理

商談の進捗上で発生する様々な情報(メッセージ、ドキュメント、タスクなど)を一元管理できるため社内一丸で受注に向けて活動することが可能です。

また自社固有の営業プロセスに調整することが設定だけで簡単に対応できます。

1-2 見積の管理

見積情報を作成管理し見積書の発行を行うことができます。見積書フォームは文書テンプレート作成機能を使って製品や内容に合わせて自由に作成することができます。

2.5 バックオフィスプロセス

2.5-1 受注の管理

注文書を入手後、見積情報を利用して受注情報を作成管理することができます。受注情報からは、納品物件のリストを作成したり、納品プロセスを管理するためのプロジェクトを作成することができます。

2.5-2 発注の管理

受注情報を作成後、その情報を利用して仕入先向けの発注情報を作成管理することができます。見積情報と同じく、文書テンプレート機能を作成して発注書の作成も可能です。

2.5-3 プロジェクト管理

受注後の納品プロセスをプロジェクト情報として、その進捗プロセスを管理することができます。

プロジェクト管理機能は納品プロセス以外にも社内の様々なプロジェクト案件の進捗プロセス管理に活用することができます。

2.5-4 請求の管理

納品後は受注情報を元に請求情報を作成管理することができます。見積・発注同様に請求書の作成もできます。

請求情報のアドオン機能として入金情報を管理することもできます。

3 サポートプロセス

3.1 問合せ情報の管理

ユーザからのお問合せ情報を管理することができます。お問合せの内容も購入前のお問合せ、購入後の保守サポートの中でのお問合せなど、様々なパターンのお問合せ情報を管理することできます。

3.2 ナレッジ情報の管理

お問合せをより早くより正確に解決するためにナレッジ情報(FAQ情報)を管理する機能があります。

最後に

各プロセスに沿ってVtigerで利用できる機能をご紹介させていただきましたがご覧いただいたように非常に多くのことができるシステムになっています。

但し、実際に導入する時には優先順位をつけて、業務プロセスをデジタル化し生産性を上げることを第一義に導入を進めていくことになるかと思います。

それが結果を出すための最善の方法だと我々は考えています。